ケーキの計算式?
中村です。
昨日は同居人の誕生日でした。
誕生日なのでケーキでも買うかと、デパ地下に行きました。
ぐるっと回ってみて、最終的にAとBという店のケーキがいいなと思いました。
ただ、どうーーーーしても決められない。
A店:初めてのお店。突出していいところはないけど、堅実なよさがあるかも。
B店:特徴があってものすごくトキメク! でも、前に対応がイマイチだった記憶がある。
ざっくり数字にすると、こんな感じ。
A B
値段 4 6
トキメキ度 3 7
心のブレーキ度 3 7
さて、私はどちらの店を選んだでしょうか?
これ、計算自体はすごく単純なんです。
よいところ(値段+トキメキ)- 悪いところ(心のブレーキ) = 購入の決意
大切(?)なケーキを買うときの気分を計算してみます。
A: (4+3)-3 =4点
B: (6+7)-7 =6点
お、これはどう考えてもBじゃないか!
よし、買うよ!!
Aで。
あれ? A??
そう! 私はAを選んだのです。
なんででしょうね。
実は、計算式の「余白」に秘密があったんです。
よいところ(値段+トキメキ)- 悪いところ(心のブレーキ) = 購入の決意
=の前にあるでしょ、余白。
実はここに、もう1つ計算が入るんです。
えーーーー、ずるー! とか言わない!!
私は意味のない余白は作りません!(予定)
この意味のある余白に何が入るかというと、
「x」(カケル)
掛け算が入ります。
イヤな要素には行動をやめさせるパワーがあります。
・行きたかったイベントだけど、当日突然面倒になって断る口実を探す
・ちょっとイヤだなと思ったことがある相手のメールは、なんとなく開きたくない
・好きなあの人が鼻くそをほじっているのを見てしまってラブが失せた
最後のはまあともかく、
やる理由よりやらない理由の方が強く豊富で心身を動かします。
つまり、プラスの1点とマイナスの1点は同じ「1」じゃないんです。
好きな人より嫌いな人の方が理由がいっぱい出てくるでしょ。
なので、とりあえずわかりやすく2倍にしてみます。
よいところ(値段+トキメキ)- 悪いところ(心のブレーキ) x2= 購入の決意
A: (4+3)-3 x2 =(4点→)1点
B: (6+7)-7 x2 =(6点→)-1点
あれ! 点数が高かったBの方が低い!
差はたった2点ですが、もともとすごく悩んでいたのですから、
A店を選ぶ理由には十分です。
いうまでもなく、何倍にするかというのは状況や気分によって変わります。
今回、
・誕生日というめでたい日にイヤな気分を持ち込みたくない気持ち
・中村の「恨みます体質※」
があったので、実際はイヤが3倍くらいになっていたかも知れません。
いやー、人の「イヤ」って怖いですねー。
そんなわけで、吟味に吟味を重ねたケーキ、
美味しくいただきました!
ちなみに感想は、
「普通にうまかった」
です。
消去法で選ぶと大体こういう感想になるのも、よくある話。
—
※恨みます体質 【勝手に命名】
何かイヤなことがあると延々としつこいくらいに引きずる体質。
行動制限が大変に多い。
—
※じゃあ、その「イヤ」って絶対なの?
色々な人がいますから、全員のイヤをなくすことなんてできません。
特に、昨日のデパ地下のケーキ屋のような不特定多数が入り乱れるお店なら、
そこを神経質に気にしていたら、余計売上が下がるかもしれません。
その辺、長くなるのでまた別の機会に。