新しい社会のデザインに向けて
2014年9月10日に、第1回高齢社会ビジネス研究会が開催されました。
本格的な高齢化社会に突入する中で、介護・保険・相続、その他諸々の問題がより高い頻度で発生することが予想されます(現在は4人に1人、2030年には3人に1人が高齢者です)
『そのトラブルを回避するために、私達に何が出来るのか?』『無償のボランティアではなく、全うなビジネスとして仕組みを作り、問題を回避・解決できないだろうか?』
そういった考えの元に、志・興味・問題意識を持たれた方で12名集まって本研究会がスタートしました。
(この日はJRの各駅が浸水し普通に歩けないほどの激しい雨であったにも関わらず、皆さん時間通りに集まっていただけました)
第1回は高齢化社会の動向と、シニアビジネスについての基本的な情報共有を行い「相談相手が居る」ということの重要性をまずアピールした後に、参加者とのフリーディスカッションを通して様々な体験・ご意見を交わしました。
高齢化社会についての状況、未来予想などの説明から開始。
インターネットや業界関係者からの説明やパンフレットの他、様々な書籍・雑誌類からも情報を取りプレゼン資料を作らせて頂きましたが、調べれば調べるほど、状況の深刻さ逼迫さがわかってきました。
―様々な提言・意見―
- 不動産や「まち」といった視点から相続や高齢化社会について徹底的に勉強中という、自分にとってもグッドタイミングでしたので、今後も楽しみにしています。
- 高齢者の生のお話しをきくためにも、勉強会自体に高齢者の方々をお招きしたり、そのような「溜まり場」や「寄り合い」の「場」を提供するというのも、我々にとって勉強になるだけでなく、それ自体が一つの大きな貢献になるのかもしれませんね。
- 現在高齢者になられた我々の大先輩に、例えば、「昔の生活」について語ってもらい、今、本当は何を考えていらっしゃるのか?本当は何を思っていらっしゃるのか?を聞いてみたいですね~。
- 介護の人間も逃げている現状で、すべての者を救うのは無理がある。慈善事業・ボランティアではなく、ビジネスとして成り立つところから。
- 自身も高齢者の初心者として単なる遊び、時間の余裕は生きがいにはならない。他の方は退職後、どのようなことに『生きがい』を感じるのかが知りたい。
- 次回には、他業種の高齢化社会ビジネスへの取り組み状況・他業種との高齢化社会ビジネスへの連携状況もテーマとして期待したい。
- 年金制度があるから家庭崩壊に繋がっているのでは?やっていけなければ、親と子が一緒に住むはずだ。介護寝たきり・相続・核家族・保育所等の様々な問題は、昔みたいに三世代同居などで解決できるはず。
- 相続の相談は女性が多い。遺言書は、奥さんが旦那さんに「書かせる」。また、田舎では「先祖代々の田んぼ」という価値観が強い。
- この勉強会でも、新しい高齢社会のデザインが生み出せたらいいですね。
様々な意見、体験談などを頂けた研究会となりました。
現在、11月中旬に第2回を予定しています。ご興味のある方はご連絡ください。
TEL:03-5817-4308
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